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小学校時代・2
【小学校時代・2】 小6の夏休みが終わったころ、僕は、約1ヵ月後にある運動会の、赤組の応援団長に選ばれた。 なぜ選ばれたのかはわからない。 小学6年生ながら身長が170近くあった僕は(167cm)、他の小学生よりも存在感があったのかもしれない。 (その後はあまり伸びず、身長は中学3年でストップするのだが(笑)) 僕の通っていた学校の運動会は、赤組と白組に分かれて点数を競い合う。 応援団は、5・6年生20〜30人くらいの男女で構成されていた。 その応援団にいた、1つ年下の女の子に、惚れてしまったのだ。 ただの一方的な片思いだが、ベタ惚れと言っていいと思う。 その子の事ばかり考えるようになった。 それからは、応援団の練習が、楽しみになった。 練習のときは、必ずその子に会えるからだ。 胸がおどるとはこのことだ。 しかし、少年の僕は、好きな女の子がいるということが、他の人に知られることを、極端に恥ずかしがっていた。 いや、恐れていた、と言った方が適切だろう。 だから、まわりの人にあやしまれないように、その子としゃべることも、ほとんどなかった。 …というか、しゃべったことは記憶にない…。 (なんてバカなんだ、僕は…) それに加え、その子本人に、僕が好きだと知れたとき、もし拒絶されたら…。 という恐怖も、僕の中にあったのだろう。 そのぶん、応援団の団長として、練習で大声を張り上げたり、応援歌をガンガン歌ったりして、はりきった。 「あの子、見ていてくれるかな〜。」とか思いながら。(笑) 一人で他の教室に行き、みんなの前に立って、大声で応援歌を歌ったりもした。 運動会当日。 午前中は、あっという間に過ぎ去った。 昼ごはんを食べた後、どきどきしながらガクランに着替えた。 いよいよ、応援合戦の始まりだ。 ぁかぐみのぉぉぉぉお、しょーりをーぃのっってぇぇ〜! フレェェェッ! フレェェェッ! あ〜か〜ぐ〜みっ! さんっ さんっ なな びょおぉぉぉしっ! …ものすごい声を張り上げた。 終わったあとには、ある種の満足感が得られるほど、声をふりしぼった。 練習のおかげか、時の運か、好きな子にいいカッコ見せようとはりきったからか(笑)、応援合戦では、我が赤組に、勝利の女神は微笑んだ。 みんなも僕も、おおいに喜んだ。 しかも、それだけではない。 運動会終了時、総合点数でも赤組が勝ったのである。 僕たち赤組応援団は、それはもう、猛烈に喜んだ。 (別に、我々応援団のおかげで勝ったわけではないのだが、やけに嬉しかった) 閉会式では、団長の僕が、全校生徒の前で優勝旗を受け取った。 感動の嵐である。(少なくとも、僕自身は(笑)) 「僕のあこがれの女の子、見てるかな〜」とか思いながら。(笑)
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