スポンサードリンク
たこ焼き男のダイエット
【不思議なプチストーリー・6】 〜「痩せるために食べる!」…という悪循環〜
たこ焼き男は、たこ焼きが大好きだった。
愛していた。
“偏愛”していた。
朝も昼も夜も、3食全部たこ焼きばかり食べていた。
夜には、酒のお供にたこ焼きを食べた。
飲みすぎて二日酔いになると、ネギをたっぷりかけたたこ焼きをポン酢であっさりさせて食べた。
しかし、いつもあまりに食べ過ぎるので、かなり太っていた。
まだ“色気”というものがあるたこ焼き男は、痩せるためにダイエットをする決意を固めた。
その名も「たこ焼きダイエット!」。
唐辛子をたこ焼きに大量に混ぜて、激辛たこ焼きを大量に作り、大量に食べるのだ。
唐辛子に含まれるカプサイシンで、脂肪燃焼効果を期待したのだろう。
たこ焼き男は、激辛たこ焼きを大量に食べた。
痩せるために、大量に食べた。
おそらくその1食で、成人男性が1日に必要なカロリーの5倍くらいのカロリーは摂取したことだろう。
パンパンになったお腹をさすりながら、
「さてさて、何キロ痩せたかなぁ?」
と、たこ焼き男はほくそ笑んだ。
そして、また、激辛たこ焼きの生地を大量に仕込み始めた。

