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砂浜のヤドカリ
【不思議なプチストーリー・2】 〜宿借り(ヤドカリ)の夢〜
ヤドカリは、砂浜で思った。
「高層マンションに住んでみたいなぁ。六本木ヒルズみたいな。」
ヤドカリは、前髪をうっとおしそうに払いのけ、砂にマンションの絵を描いてみた。
「ダンディーなヤドカリ、住まいは超高級マンション。…うん、悪くない。モテるかもなぁ。」
そして、こうも思った。
「でも、重いかなぁ。歩けなくなるかなぁ。」
「はぁ〜…。」
ヤドカリはため息をつき、砂浜をにじり進んだ。
少し狭く感じてきたモノを背中にしょったまま…。

